FINE™/Marine

FINE™/Marine は、船舶周りの流れに特化した高精度な流体解析統合環境です。
FINE™/Marine には、複雑形状に対応した完全自動メッシュジェネレーター HEXPRESS™、移動解適合格子や6自由度船体運動機能などを搭載し、船体周りに特化した流体解析ソルバー ISIS-CFD、および可視化ソフトウェア CFView™などが統合されています。船舶の設計で要求される、以下の解析が可能となります。

    • 船体周りの自動格子生成(特に、省エネ付加物などの複雑形状でも自動格子生成可能)
    • 自由表面の高解像度解析
    • 抵抗・自航試験解析
    • 波浪中における船体の運動解析
    • 操縦性試験の数値解析
    • 模型スケール/実機スケールの解析
    • 船尾伴流分布を高精度に解析可能な乱流モデル
    • 船舶居住区周りの風圧抵抗解析

省エネ付加物などの複雑形状も完全自動で格子生成

完全自動メッシュジェネレーターHEXPRESS™により、船体形状周りの格子を自動で生成することが可能です。
特に、省エネ付加物などの複雑形状およびその取り付け位置の微小な変化においても自動で格子生成が可能であるため、設計における格子生成の工数を大幅に削減することが可能です。

  • HEXPRESSによる自動格子
    省エネ付加物がある複雑形状でも、高品質で格子生成が可能です。(資料提供:IHC Holland)

高解像度な自由表面の解析

  • 移動解適合格子により、自由表面がどのような形状になっても、自由表面に格子を集中させることが可能です。そのため、自由表面をより高解像度に解析することができます。特に従来手法で困難であった波浪中や浅喫水で発生する砕波の解析も可能になります。

  • 移動解適合格子による、自由表面周りの格子

波浪中の船体の運動も解析可能

  • FINE™/Marine は6自由度船体運動を解析することができます。
    入射波を入口境界条件として定義することも可能ですので、波浪中の解析および、その時の船体運動を考慮することが可能です。 また、船体の運動を入力によっても与えることができるため、操縦性試験などの解析も可能となります。

  • 波浪中における船体運動解析

適用事例

  • 模型スケール(左)/実機スケール(右)の船体表面流線分布(資料提供:IHC Holland)

  • スライディングメッシュ法を用いた船体 - プロペラの相互干渉解析

  • 向波中における船体周りの波形形状の比較
    (DTMB5415 船型、時間平均、試験結果:IIHR 提供 )

  • メガヨットの船舶居住区周りの風圧抵抗解析
    (資料提供:Van Oossanen and Associates)

  • 実機スケール (Re=1.0X109) における船尾伴流分布
    (資料提供:IHC Holland)

  • EASM乱流モデル(Explicit Algebraic Stress Model)による船尾伴流分布
    (試験結果:KRISO提供)